弦楽オーケストラ


レスピーギ、リュートのための古い舞曲とアリア、第三番
ミュージック・サプライ刊(改訂第二版)
校訂:天崎浩二
フル・スコア+弦楽器5-5-4-3-2
セット価格 ¥9,000(税、送料別)

初版(ミラノのリコルディ版)と、ミュージック・サプライ第一版に残った問題 点や、演奏現場で問題にされ得る部分を徹底的に洗い出した、「実用的クリテ ィ カル・エディション」 です。
この楽譜は、音楽之友社テレフォン・オーダーサービス(tel 03-3235-4511)、 全国の有名楽器店・楽譜店、そしてミュージック・サプライで入手できます。
ミュージック・サプライに御注文の際はファクスで、お願いします (03-3947-9617)。
個人で御注文の場合は、ヤマト運輸のコレクト・サービスで お送りします。
またこのエディションのポケット・スコアは、音楽之友社から好評発売中( ¥400+ 税)。




ヴィヴァルディ協奏曲『四季』(クリストファー・ホグウッド校訂) (02.1.11)
(出版、ベーレンライター)
BA6994 (Score, parts)/6994a(Solo+Piano Score)

現在でも世界中で頻繁に演奏されている、この有名な作品には、歴史的に多くの エディションが存在する。
古くはカーリッシュ版(ミラノ)、リコルディのヴィヴァルディ全集版から取ら れた演奏譜、オイレンブルク の旧版.......
新しくはペータース(ライプツィヒ)版、オイレンブルクの新版、リコルディの 新原典版、キングズ・ミュー ジックから出された初版のファクシミリ復刻版、同じくSPESからの初版ファクシミリ復刻版.....
しかしここに御紹介する、最新のクリストファー・ホグウッド校訂版は、 どの 版とも違う資料から制作されて いる。
上に列記したエディションは全て1725年、アムステルダムのル・セーヌ(Le Cene*)から出版された初版譜を もとに作成された(もちろん2つの復刻版は、 初版そのもの)。 しかし今回のベーレンライター版は、それとは別の手稿譜が元になっている。 それは現在、マンチェスターの中央図書館に保管されている当時の手稿譜、学者の間で「マンチェスター写本」 と呼ばれる、『四季』の手書きパート譜ワンセットだ。
これは1726年頃、ヴェニスで(2人の手で)写譜されたものらしく、上記のうち もっとも新しいリコルディ版 のの校訂者の一人も、マンチェスター写本を、極めて重要な資料としている。
ベーレンライターの新版は、マンチェスター写本を、1725年の初版よりも後の段階.... 作曲の最終段階に近い形から写されたとする立場を取り、徹底的な編集作 業により、信頼に値するエディショ ンを完成させた。
これには従来の楽譜と決定的に違う箇所がある。 例えば、「春」第1楽章・45小節、ヴァイオリン2はユニゾ ンではなく、ソロと ヴァイオリン1の嵐音型に呼応する。 「冬」第3楽章138-139、146-147小節、トゥッティのヴァイオリン1,2はソロ とユニゾンではなく、ヴ ィオラ、低音に合わせ演奏をやめる。 .............
その他、詳細にわたり編集の手が入る。
高名な指揮者でもある校訂者、クリストファー・ホグウッドは、楽譜をただ学究的なものにせず、演奏者の立場 に立った、非常にバランス感覚のあるものに仕上げている。
『四季』の決定版と呼んでも差し支えないだろう。  
                                                                      文責・天崎浩 二


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